昨年末の練習でも伝えましたが、この曲で常に心がけて欲しいのは、
1.落ち着いた演奏
2.緩急
の2点です。
まず1.落ち着いた演奏についてですが、皆さんは「落ち着いた演奏」とはどのような演奏を思い浮かべるでしょうか。
少し遅めのテンポや重厚なハーモニーなど人によって十人十色だと思いますが、この曲については、「ダイナミクス」と「アインザッツ」によって落ち着きを出してみようと思います。
まずダイナミクスについてです。
まず皆さんにしてもらうことは正確に音量記号を守ることです。ffの記号が出てきたのであれば、それを守ってもらいます。今まではffという記号でも人によってはfffであったり、fだったりということがあったと思います。
しかしながら、全員が均一な音を出すということではありません。人によってや楽器によってダイナミクスレンジは異なります。このようなことから、個人のダイナミクスではなく、Fiz全体のダイナミクスを意識してもらいます。
次にアインザッツについてです。
アインザッツを合わせるということはどんな時でも、どんな曲でも共通です。しかしながら正確に合わせられていないのが現状でしょう。
アインザッツとは演奏の縦の線、リズムを合わせることです。この認識は間違っていませんが、今回はもう少し発展させて音の切るタイミング、リリースの部分を合わせることも頭の中に入れておいてください。
特に平和への行列では頭のアクセント付き四分音符などの短いリズムが多く出てきます。音の入り、アタクを合わせることは前提条件として、リリース部も合わせましょう。
そして2.緩急です。この曲は縦のリズム部分と横のハーモニー部分に大別することが出来るはずです。
この差を大きく出しましょう。リズム部分では上記したように完全にアンザッツを合わせ、ハーモニー部分は正確なピッチコントロールを要求します。
また、この緩急によって場面展開もしていきます。
「平和への行列」ということは、平和でない状態から平和へと向かうことを表しているはずです。
これに当てはめるとリズム部分が平和でない状態という場面、ハーモニー部分が平和へと向かうという場面であるということが分かるでしょう。
この差が出ないということは作曲者がこの曲によって伝えたいことが全く現れないことになるので、気を付けてください。
思い浮かべる場面については概念的になると思うので後々伝えていこうと思います。
少しイメージについて言うと、この曲はD-mollで始まります。そしてファンファーレから緩やかなtrioを挟み、F-mollに転調し、Fのマイナー・コードで終わります。
ということは単純に考えて、平和でない状態→平和にな状態→平和でない状態。
これは、平和とは恒久的なものではなく、一時的なものだということを表しているのではないかと考えました。平和を維持するためには、誰もが何かしらの努力を常にし続けなければならないということからマイナーで終わるのではないでしょうか。
このイメージについては変わる可能性も十分にあるので、また変わったら報告します。
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